Hさんの会社は、システム構築でいうところの三次請けにあたり、ひたすらプログラムを書いていくことに終始している。それはそれで必要な仕事ではあるものの、元請け企業からの発注を受けていくだけなので、仕事に変化をつけにくい。また、納期も一層厳しく要求されるので、加速度的に負担が増すことがままある。普通、そういった労働環境から抜け出したくて転職をはじめるパターンが多いのだが、Hさんの場合は、その辺の事情はまったく意に介さないようだった。
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「なんか驚いてますけど、ボクの職場環境ってそんなに特殊なんですか?」あっけらかんと答えるHさんに対して、我々は一般的なエンジニアの生活を説明した。Hさんにとっては、衝撃的な話だったらしい。「ひょっとするとボクって、会社に使い倒されていたんですかね?いや、知らなかった。世の中ってそうなってるんですね……」Hさんの転職活動によりいっそう熱が入ったのは言うまでもない。